「好き」から「目標」、そして合格へ
- [氏名] K・H
- [滞在国(年数)] イギリス(3年)
- [学部] 文科三類
- [他合格学校] 慶應義塾大学 (文、環境情報) 上智大学 (人間総合科学-心理)
私は帰国生入試にとって最も重要なことは、「自分は何をしたいのか」という目標をはっきり持つことだと考えます。
帰国生入試は一般入試と違い、ほとんどの試験が学科試験ではなく、小論文と面接によって構成されています。科目数だけを見れば、簡単にも思える帰国生入試ですが、私は受験勉強を通して、この入試ではそもそも違う能力が求められているということに気がつきました。その能力とは、「勉学を超えた目標」つまり卒業後、社会をどう変えたいのかという問題意識と、それを達成するために必要な論理的思考力です。海外生活の中で、国際規模での社会問題を身をもって経験してきた帰国生の帰国生にしかない視点が求められています。
そこで、自分にしか持てない目標を立てるために、海外生活中にできることとは、勉強であれ、スポーツであれ、何かに真剣に励み、自分の「好き」を見つけることだと思います。私の場合、コロナ禍であったこともあり、高校時代はIBに真剣に取り組み、そこで自分の心理学への興味に出会えました。自分の「好き」を追求することで、自然と受験で役に立つ自分にしかない経験や見解、そして大学の先にある目標へと繋がると私は思います。
代ゼミには、多様な文化背景を持つ生徒や経験豊富な先生方、先輩チューターなど、一人一人の「好き」をはっきりとした「目標」へ結び付けるための最適な環境が整っています。大学や学科の選択の相談が気軽にできたり、授業を通して自分の経験や考えを整理させていくことができます。
特に国立大学の場合、受験期間はとても長いです。そんな中、試験勉強に励み続けられたのは、目標への強い思いがあったからです。皆さんもぜひ、自分の帰国生というアイデンティティに自信を持ち、残りの海外生活を悔いのないよう、楽しむことも忘れずに過ごしてください!
最後まで諦めないで
- [氏名] T・H
- [滞在国(年数)] アメリカ(13年)
- [学部] 理科一類
- [他合格学校] 東北大学(工-化学・バイオ工) 慶應義塾大学(理工-学門E、環境情報)
国立大学を目指す方にとって、受験は2、3月までの長期戦となります。この長期戦に挑むにあたり、特に大切だと感じたことを紹介したいと思います。
まずはモチベーションです。長い受験期間を乗り越えるためにはやはり「志望校に合格したい!」という強い意志があることは非常に大切だと思います。この意志があることで、勉強でうまくいかないようなことや自信を失うようなことがあっても、めげることなく前進し続けられるはずです。とは言っても、モチベーションの維持は決して簡単ではないと思います。また同時に、思うように学力が伸びない時はメンタル的にも辛くなってしまうかと思います。私もこうした時期は何度もありましたが、このような時は志望校を志望する理由を改めて再確認したり、代ゼミの心強い仲間と励まし合い、適度に息抜きをしたりすることで最後まで最善を尽せました。
そして受験を通し、私は何よりも大事なのは諦めないことであると学びました。自分で自分のことを諦めてしまっては、達成できる目標も達成できなくなります。「絶対に合格するんだ!」という強い思いのもとで日々努力を重ね続ければ、結果は必ず後からついてきます。代ゼミでは自分の志望校にあった模試を受けられたり、寮生ならば自分の苦手分野を集中的に対策できる寮生ゼミに参加できたりなど、充実したサポートが受けられます。これらを最大限に活用し、高い志を持った仲間と切磋琢磨しながら最後まで自分を信じて頑張ってほしいと思います。
最終的な「合格」を勝ち取れるのは自分自身以外誰もいません。自分の可能性を決して見切らず、日々の努力を1つ1つ大事にして前へ進み続けてください!皆さんの受験を心より応援しております。
自らの成長も結果も得られる代ゼミ
- [氏名] K・S
- [滞在国(年数)] フランス(8年)
- [学部] 文科一類
これから帰国生として日本の国公立大学を受験する方々は受験対策などに不安を抱いているかもしれません。私自身、滞在国で日本の大学入試対策を一切行っていなかったので不安でいっぱいでした。しかし、帰国生入試でよくある小論文の書き方や現代文の解き方は代ゼミで1から学べますし、わからないところは先生方に質問すれば一つひとつ丁寧に答えてくれます!代ゼミは国公立大学の過去問も多くあり、私自身活用して受験にすごく役に立ったと感じています。さらに、代ゼミには面接練習や受験の相談に親身に乗ってくれるチューターの方々や担任の先生がいらっしゃるので、気になる点があったらすぐに聞けるのも代ゼミの魅力です!
このように、大学受験の勉強は代ゼミで1から学べるのですが、それ以外に滞在国で済ませておくべきことがいくつかあります。まず日本の大学入試はSATやIBなどの統一試験の成績を求める大学があるので、複数回受けたり、高校の授業に真剣に取り組むなどして高得点を狙っておくべきです。その他にもTOEFL®やIELTSの点数の提出を必須とする大学も多いので、どちらかで満足する点数を帰国前に取っておくことをおすすめします。私は帰国後もTOEFL®を受けたのですが、やはり大変だったので海外滞在中に受けておくことを強くおすすめします。こういった勉強面ももちろん大事ですが、課外活動などに力を入れるのもおすすめです。例えば、ボランティア活動などは経験として面接や小論文で役に立つと思います!
最後に、国公立大学の受験はたしかに困難で努力を必要とします。ですが、皆さんが滞在国でしてきた経験と代ゼミで今後学ぶ受験対策を掛け合わせれば、合格への道は決して遠くないです!自分なんかと消極的にならずにぜひ国公立大学の受験に挑んでみてほしいです!
着眼大局 着手小局
- [氏名] S・Z
- [滞在国(年数)] ドイツ、アメリカ(16年)
- [学部] 文科二類
- [他合格学校] 早稲田大学(政治経済-国際政治経済、商) 慶應義塾大学(経済、商)
これから帰国して受験をする皆さんは、今自分が何をすればいいかわからず不安かもしれませんが、帰国前にできることは多くあります。SATの受験や課外活動などの海外でしか積めない経験はどれも帰国してからでは遅いです。まずはこれらのことと学校の成績を優先しましょう。大学入試に向けた勉強は代ゼミに入ってからの方がより効果的でしょう。私は具体的にどのような勉強をするべきかわかっておらず、代ゼミに入るまで実際の大学の試験に向けた勉強をしていませんでしたが、無事合格できました。なので、今できることを把握してそれに取り組みましょう。
参考に私の勉強法を書きます。私は毎日30分毎に自分の行動をスプレッドシートに記録しました。この時間は勉強でこの時間は遊んだ、と記録することで自分の行動が可視化でき、自分が想像以上に勉強していないということに気付けます。もちろん休憩や息抜きは必要です。しかし必要以上に遊ぶことは慎むべきです。自分が遊んでいる時、他の人は必死に勉強していて差が開いていくことを想像して私は自分を追い込んで勉強に励んでいました。
代ゼミに通って良かったと思う点は主にその資料と設備です。代ゼミは古いものでは20年分以上過去の試験問題があり、面接も過去に代ゼミ生が聞かれた質問が記録されていて、先生や先輩のチューターがそれを元に模擬面接もしてくれます。そのため、対策は万全です。自習する空間も用意されていて、タワー校舎は朝8時から夜9時まで開いていて、集中できる環境が整っています。私も夏から3月までずっと閉室時間まで自習室で勉強していました。是非活用してみてください。きっと不安も挫折もある筈です。それでも自分の目指す大きな目標に向かって自分にできることを少しずつこなして、合格を勝ち取りましょう!
他の受験生と比べず、代ゼミを信じて!
- [氏名] Y・Y
- [滞在国(年数)] ドイツ、ベルギー(17年)
- [学部] 文科三類
私は、代ゼミに4期から通い始め、たった3ヵ月ほどの集中勉強で東京大学に合格することができました。この短期間で東大に合格できたのは代ゼミのおかげです。日独ハーフの私は、ヨーロッパでドイツ式の教育を受けてきたので、今まで日本語を勉強する機会はほとんどありませんでした。また、私は11月に日本に帰国したので、12月でもまだ小学校の漢字すらまともに書けない状態でした。しかし、それでも代ゼミの担任や、先生方のご指導のもと、毎日毎日、漢字の練習と小論文を書き続けたおかげで、だんだんと1200字の小論文が書けるようになり、本試験では、時間内に小論文を書き上げただけではなく、見直す余裕すらありました。
だから、日本の難関大学に進学したいけれど、日本語にあまり自信がないという理由だけで、合格の夢をあきらめないでください。そして、今はまだ海外にいるなら、滞在国の学校の勉強に励み、課外活動に積極的に参加し、語学力に磨きをかけてください。なぜなら、日本の難関大学が帰国生に求めているのは、一般受験生と同じ能力ではなく海外に住んだ経験でしか得られない知識や、語学力だからです。小論文などの勉強は、受験のプロの代ゼミに任せて大丈夫です(ただ私のようなギリギリの入学では焦ってしまうので、早めに通うことをお勧めします)。
私は、受験生として一番大事なのは、他の受験生と比べるのではなく、自分のベストを尽くすことだと思います。私自身が他の受験生と比べて合格を諦めかけたときでも、代ゼミの先生方は私を信じてくれました。海外では何よりも高校生活を充実させ、帰国後は代ゼミで受験勉強に専念すれば、東京大学も夢ではありません。だって小学生の漢字すら十分に書けなかった私が、東大に合格できたのですからね。
勉強と課外活動のバランスが取れた海外生活を!
- [氏名] W・K
- [滞在国(年数)] フランス(3年)
- [学部] 文科二類
- [他合格学校] 慶應義塾大学(経済、商、総合政策) 早稲田大学(商、政治経済-経済) 上智大学(経済-経営)
私は幼い頃にアメリカに4年間、そして高校3年間をフランスのIB校で過ごし、合計七年間海外に滞在しました。
実際に帰国受験を経験してみて感じたことは、私が受験した大学では予想以上にTOEFL®や統一試験のスコアが重要だったということです。慶應義塾大学や東京大学は一次試験として書類審査があるため、出願時に準備するスコアが高くないと試験を受けることすらできません。そのため、帰国する前はスコアを出来る限りあげることに専念したほうが、帰国後に焦らず受験勉強に集中することが出来ると思います。逆に小論文などの受験勉強は、後回しでもある程度は平気です。代々木ゼミナールでは基礎から応用までしっかり時間をかけて小論文や帰国受験に必要な時事の知識を教えてもらえます。そして、毎日小論文を一つ必ず書くことを意識するだけで、難関大学に合格できる小論文を書けるようになるので、心配は無用です!
また、海外で行った課外活動も想像していたよりもかなり重要だということが分かりました。私は高校で同級生と一緒にYouTubeを用いた活動を行っていたのですが、出願する際にこのエピソードを志願書の活動欄などに書いたため、早慶の両方の面接でその内容について詳しく聞かれました。私にとって思い入れのある活動の一つなので話しやすいテーマであり、緊張している中でその話を振られるとリラックスできました。周りの受験生が経験していないような、少し特殊で面接官の興味を引くような活動の経験があれば、面接で強いなと感じました。みなさんも帰国生ならではの活動を是非見つけてみてください!
受験のその先に
- [氏名] N・R
- [滞在国(年数)] アメリカ(18年)
- [学部] 文科三類
今回の受験を通して私はとても貴重な経験を得ることができたと考えています。海外で育つと、いわゆる「受験勉強」をする機会は中々ないと思われますが、日本の帰国受験を通じて今まで抱いていた母国への想いや理解をさらに深められる機会となりました。海外で過ごした経験があってこそ、得られる視点もあると思います。海外での生活の中では滞在国と母国の「ここが良い」や「ここがおかしい」と思う点に対して自分なりの考えを持つことができることが特権だと私は考えています。こう言った思考力はその人の人間性の基盤となり、大学受験はそれを披露する一つの機会であると捉えられます。
私は代ゼミで英語と小論文の筆記試験、そして面接の対策を行いました。最初は日本の受験勉強に不慣れでしたが、代ゼミの的確なご指導のお陰で徐々に自信をつけることができました。まず記しておきたいのは、模試や小論文の添削が返却された際にどのような結果であっても一喜一憂しないことです。代ゼミの先生方はとても分かり易く、丁寧にアドバイスをくださいますので、その時点では思うような結果を得られなくても、きっと本番の際は自信を持って挑むことができるでしょう。モチベーションを維持する方法としては大学に入学した後に成し遂げたいことの想像を膨らませることだと思います。そう言った目標を叶えるための最初の手段が合格することだと考えることができれば、より一層邁進できると思います。大学で学ぶことは「選択肢の幅」を広げることだと私は感じています。受験のその先に期待を抱きながら頑張ってください!陰ながら応援しております。
根気よく、謙虚な姿勢で
- [氏名] K・M
- [滞在国(年数)] 台湾(8年)
- [学部] 文科一類
- [他合格学校] 慶應義塾大学(法-法律) 早稲田大学(文)
帰国生入試は皆さんが滞在国へ足を踏み入れたその瞬間から始まります。特に非英語圏の帰国生は、英語圏の帰国生よりも人数が少ない分、その特殊性を活かせるような高校生活を送ることが大切です。統一試験や英語能力試験の学習のみならず、コンクールやセミナー等にも積極的に参加してみてください。
国立大学を受験するにあたっては、根気、そして謙虚さを最後の最後まで保ち続けることが肝要かと思います。授業に出ることは勿論のこと、自学自習を如何に充実させられるかも結果に大きく影響してきます。自分の行きたい学部に関連する書籍や新聞を多読・精読すること。少しでも試験に出る可能性のあるテーマは調べてまとめておくこと。小論文の参考になりそうな文言やアイデアを書き留めておくこと。高校の政治経済の教科書を熟読すること。帰国生入試には、「範囲」が存在しません。それはつまり、ある意味、知識が不要であり、また別の意味では、体系的な「総合知」に基づく論理的思考が必要とされるということでもあります。私の場合、本番の小論文試験と面接では、事前に集めていた知識という名の「材料」たちに大いに救われました。帰国生は確かに、一般生にはない特質を多く持っています。大学も勿論それを期待して、帰国生入試を行なっているのでしょう。しかし、それはどの帰国生も同様です。海外で得たその特質に甘んじるのではなく、本番直前まで常に謙虚な姿勢で新たな知識や考え方を吸収していくことが重要なのではないでしょうか。
滞在国、滞在年数等、持つ条件は人それぞれですが、条件に縛られて選択肢を狭めるか、条件を活かして挑戦してみるかもまたそれぞれです。皆さんが安心して後者を選べる環境が代ゼミには整っています。是非、勇気を出して挑戦をしてみてください。応援しています!
代ゼミで楽しく受験勉強
- [氏名] Y・M
- [滞在国(年数)] アメリカ(4年)
- [学部] 文科二類
- [他合格学校] 慶應義塾大学(法-政治、経済) 早稲田大学(政治経済-国際政治経済)
東京大学を受験するにあたって私が何をしたかをシェアします。東大の文系科類の受験を考えている方へのアドバイスです(参考になるかは分かりませんが)。
まずは、自分の志望理由や志望する学部に関する書籍を読み漁りました。なぜなら、小論文や面接の際に学習意欲をアピールするためには知識が必要だと感じたからです。「イチローの名前は聞いたことがないけれど、私は野球が大好きです」という言葉が信憑性に欠けるのと同様の原理です。そして本を読む際には必ずシャーペンと紙を用意し、メモを取ることで知識の定着を図りました。この知識は、実際の小論文や面接の試験で非常に役立ちました。
そして、東大英語の映像授業を受けた後に過去問をたくさん解きました。東大の受験を考えている皆さんの外国語の能力はすでに高い水準に達しているはずです。東大の過去問もあまり難しくは感じないと思います。しかし、試験のフォーマットに慣れること、和訳や要約などのコツを掴むことは非常に重要です。安心して高得点を取れるようにしておくことで、不安を軽減させることができると思います。
小論文を書くことも重要です。私は小論文が苦手ではなかったのであまり練習しませんでしたが、自分の得手不得手を見極めて勉強を進めた方がいいと思います。
帰国生の可能性は無限大です。海外で様々な苦悩を乗り越えてきたことに比べれば、大学受験なんて本当にa piece of cake です。気楽に、肩の力を抜いて、代ゼミの仲間と受験生活を楽しみましょう!
「あなた」を大学は待っている
- [氏名] S・F
- [滞在国(年数)] アメリカ(4年)
- [学部] 文科三類
- [他合格学校] 上智大学(文-英文)
帰国生入試は高度な情報戦になります。あなたが帰国まで時間がある中でこの合格体験記を読んでいるならば、少しうらやましく感じます。私が受験を意識し始めたのは、あまりにも遅すぎたのですから。とにかく予備校や先輩などあらゆる方法を活用して、志望校合格のために必要な手はずを知ること。それが、不確定要素が多い帰国生入試におけるもっとも確実な方法だと思います。
また、受験ではあなたの人生のすべてが役に立ちます。滞在国での経験だけでなく、日本に住んでいた時の経験も有用なのです。あの時に思ったこと、感じたこと、考えたことを星座のように繋げ、志望校の先生方に伝える。すなわち、自分自身の人生を整理する機会でもある。そういう意味で、滞在国での出来事を書き留めておくことはとても有意義だと思います。受験が終わった後でも役に立つかもしれません。
帰国生入試という制度をいかに利用していけるか、チャンスとするかが肝要です。なにしろ、統一試験のスコアだけでなく、小論文や面接では聡明さや人間性も大学は考慮していると私は感じました。そういう意味で、帰国生入試においては、あなたがどういう人間なのかを大学は具体的に知りたがっていると言えます。しかしこれは、よくよく考えてみれば愉快なことです。なにしろ最高学府である大学の先生方が「あなた」を大真面目に知りたがってるのですから!とにかくあなたのすべてが役に立ちます。
私自身、私立大の志望校には合格できませんでした。しかし、そこから一心不乱に勉学に打ち込み、また代ゼミの仲間と対話することができたからこそ、国立大に合格することができたのだと、今ははっきり言えます。自分のすべてを受験のために総動員させるということは、自分自身を信じ続けることと繋がっていきます。代ゼミは最高の環境を整えてくれます。ぜひ、頑張ってください。
海外経験を活かすために
- [氏名] S・R
- [滞在国(年数)] アメリカ(5年)
- [学部] 文科三類
- [他合格学校] 慶應義塾大学(文、環境情報) 早稲田大学(文化構想)
帰国受験の合否は、日本語能力や統一テストの点数に表れるような机上の学力にも勿論影響はされますが、何よりも滞在国での経験に大きく左右されると私は思います。自明に見えるかもしれませんが、帰国受験は私たちが思う以上に海外経験の本質を問うものです。それは学力のように日本に帰ってきてから補えるものではないので、海外にいる頃から考えておく必要があります。
具体的には、現地の社会や生活、人々の生き方を掘り下げて分析し、滞在国を通して日本、更には世界の全体像を捉えようとすることが必要になります。ただ漫然と毎日を過ごすにはもったいない環境に皆さんはいます。滞在国にいる頃から本を読み、ニュースを見ながら知見を深め、現地の人々の視点から見た世界を自分のものにすることができれば、受験ではとても有利になります。難しく聞こえるかもしれませんが、実際は現地の人と積極的に関わり、日々の活動を通して身近な問題について考えるだけで十分です。そうすれば日本で生活している人では経験し得ないことを自然と経験でき、更にその経験に自分なりの意味を見出すことができると思います。
また、どんな書類が受験で必要になるのか、滞在中から志望校の募集要項などに目を通しておくことも大切です。私の場合はこれが特に役に立ちました。海外ではなかなか物事がスムーズに進まないことも多いかと思います。学校や関係者に必要な書類を明確に提示し、早めに要求しておけば、ただでさえ忙しい帰国時に心配しなければいけないことが一つ減るので楽です。
代ゼミの先生方は一生懸命あなたを合格に向けて整えてくれますので、学力を心配する必要はありません。意外となんとかなります。不安はたくさんあるとは思いますが、帰国するまでの時間はあっという間です。滞在先での生活を、現地にいられるうちに満喫してください!